いつも何気なく撮っているスマホでの写真。
プライベートな撮影では、あまり不満に思ったことはないものの、仕事用の写真、特に料理やスイーツなどの食べ物の写真を撮るときには、なかなか思った通りに撮れず、簡単な写真でも一眼レフで撮影していました。
でも、ちょっとSNSにUPしたいとか、ちょっと外食時に料理の写真を撮りたいようなシーンではスマホでの撮影の方が断然便利なので、スマホで自分の考えに沿った写真が撮れるようになりたい!とずっと思っていました。
今回、いつもお世話になっているエリアマイスターさんのフリーランス勉強会で「スマホでの撮影テクニックが学べる」ということで、申し込みをして楽しみに当日を迎えました。
今回の勉強会は、
『スマホで魅せる&伝わる!SNS・仕事で”選ばれる”撮影テクを学ぼう』
というテーマで、プロカメラマンの五十嵐明貴子さんから、座学に加え、実践を交えてスマホ撮影のテクニックを教えていただきました。
勉強会での「学び」で印象的だったこと
勉強会では、いろいろなことを教えていただきましたが、私の中で印象的だったのは以下の5点です。
- テーマを明確にする
- 光を使いこなす
- 余白を効果的に使う
- 撮影したときのイメージの色に近づくように加工をする
- 私自身が撮影を楽しむ
以下に、感じたことをそれぞれまとめてみます。
1.テーマを明確にする
資料作成や画像制作でも同様で、何を表現したいのか、何を伝えたいのかはテクニック以前に、自分の中で明確にしておかなければいけない点ですよね。
そう考えると、様々なテクニックは「想いを叶えるため」に使うのだなと改めて感じました。
2.光を使いこなす
特に屋内での撮影時、自分やスマホの影が映りこまないようにするにはどうしたらよいのか、いつも悩んでいました。
今回、撮影時に自分が引いてズームを使ったり、またスマホカメラの機能で明るさを調節したりすることで、光の入り方や影を制御できることを知りました。
3.余白を効果的に使う
これまで携わってきた資料作成や画像制作の時にも余白は大切で、いつも気にかけています。
しかし、撮影ではバランスが難しい!というのが悩みでした。
今回、勉強会で教えていただいたこと、スマホのカメラ設定でグリッドを表示させることで、縦横三分割された範囲のどこにメインモチーフを入れるかを決めれば他の小物との位置関係もとても考えやすくなることを実感しました。また、水平器機能を使うと、目視で捉えきれない微妙なずれをあらかじめ解消することができるのでとても便利だと感じました。
4.撮影したときのイメージの色に近づくように加工をする
特に料理の撮影をするときには、目の前にある料理に対して自分が感じている色合いと、撮影した後の写真との色合いのイメージが合わずに「なぜだ!」と途方に暮れた経験が多くあります。
これは、スマホのカメラ機能によって撮影時に周囲の環境に応じて自動調整されてしまうためで、自動調整されたことで自分の視覚によるイメージと異なってしまった場合には、自分のイメージに近づくような加工をすると違和感が減らせることがわかりました。
5.私自身が撮影を楽しむ
仕事用の写真をスマホで撮影していると、なかなか思い通りにいかなくてモヤモヤした気分になることも多かったのですが、今回の勉強会では本当に楽しんで撮影でき、これまでよりもはるかに自分の想いに近い写真が撮影できました。
やはり自分自身が楽しんで撮影すると写真にも表れるのだな、ということを身を持って体験しました。
実践は最大の学び!
勉強会で撮影した写真を、自分の中でどのようなテーマで撮影したかも併せて、いくつかご紹介します。
テーマ ひとやすみ

仕事の合間にちょっとスイーツとコーヒーでひとやすみするシーンを想像しながら撮影しました。
特にケーキにかかったチョコレートのきれいなつやが表現できるように、光の角度や明るさに気を配りました。
テーマ お気に入り

お気に入りのパンを買ってきてお皿にのせ、今から食べよう!とワクワクしているシーンを想像しながら撮影しました。
パンの上にかかっているシュガーがサクサクしているような食感まで伝えられるようにピントを合わせる位置や光の入り方に気を配りました。
テーマ ぬくもり

引き戸の手前にはぬくもりのある空間が広がっていることが、引き戸の向こう側からでも伝わってくるようなあたたかさを表現できるように撮影しました。
外にあるリースにあたたかな光が当たっていることが感じられるように光の角度に気を配りました。
テーマ 凛

窓際に何げなく置かれていたグラス。ごく普通のグラスですが、そのグラスが凛としてそこにあるような様子を表現できるように撮影しました。
清らかな意志を感じるようなイメージが伝わるよう、明るさに注意して撮影しました。
今後に向けて
実践する中で講師の先生からいただくアドバイスや、参加者のみなさんが撮影に臨む様子・撮影した作品・その時考えたことを見聞きすることで、私自身では想像できなかった工夫やアイディアを知ることができ、とても参考になりました。
みなさんのお陰で、とても充実して楽しい時間を過ごすことができました!
大がかりな道具や設備を準備しなくても、ちょっとしたコツや工夫、スマホのカメラの特徴や機能を知ることで、いろいろな撮影ができる可能性を感じることができました。もっとスマホのカメラで撮影してクオリティをあげられるよう、積極的に撮影してみたいと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました!